鹿児島で働く新61期のノキ弁が,仕事や法律について考えたことを吐出します。                         有用なアウトプットを生産すべく試行錯誤の日々の記録です。

2009年3月11日水曜日

プレゼンとしての尋問

先日,国選事件で,初の尋問を経験しました。
模擬裁判ですら尋問役はやったことがなかったので,
まさにぶっつけ本番です。
当日の朝まで尋問事項を詰めていたのですが,
公判では緊張してしまい,準備を活かしきれませんでした。

反省点としては,
①質問はコンパクトに,
②獲得目標を意識する,
③声や動作をコントロールする,
といったところでしょうか。

①と②は,事前に尋問事項を考えているときは当然意識しています。
ただ,これが実際に尋問する段になると,無駄に説明的な言葉を加えてしまったり,
被告人の答えに気を取られて,獲得目標を一瞬忘れてしまったりしてしました。
慣れの問題とはいえ,反省してます。

③は視覚・聴覚情報を意識するということですが,
尋問だけでなく弁論においても,重要となってくると思います。
鏡の前で練習するということが,本気で必要かもしれません。

こういう尋問技術は弁護士プロパーだと思いますが,
広い意味でのプレゼンに含まれると考えれば,
ノウハウを共有することは可能だと思います。
弁護に役立つプレゼン術や弁護から学ぶプレゼンの極意など,
双方向のコミュニケーションが生まれたら楽しいですね。

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