鹿児島で働く新61期のノキ弁が,仕事や法律について考えたことを吐出します。                         有用なアウトプットを生産すべく試行錯誤の日々の記録です。

2009年2月10日火曜日

対価性の問題

こんばんは。
例によって不定期更新です。
ここ数日体調悪くて寝込んでました。
この仕事,体が資本と痛感しました。
少々休んでも誰も何も言わないけど,
誰も代わってはくれませんからね。
事務所に出てみると思ったより仕事(主に事務処理)が増えてなくて,
ほっとするやら寂しいやら。

さて,今日は法律相談料について。
ご存知の方も多いかと思いますが,
一般的に5,250円/30min(tax in)とされてまして,
僕も基本それで受けます。
今日の方も,有料相談ということで予約を入れました。

ところが,話を聞いてみると,法的アドバイスというよりは,
事実上のアドバイスというか心構えというか,
そんなことしか申し上げられない事案でした。
もちろん,今後問題となりうる法的問題は指摘しましたが,
それもまぁ,今の段階で対処を誤らなければ,
現実化することはほぼない類のもの。
しかも,本人も対処については方針を固めてきていたので,
最終的には,「その方向で頑張ってください」という話。
こんな感じで約30分です。

さてここで,相談料は何の対価かという悩みが立ち現れます。
迷わず,「時間」と言えるなら,悩みはしない。
事前の約束通りの料金をいただきます。
「知識」とするとちょっと悩むかな。
でもまぁ,法律的な問題ではないという回答も,
法的知識に裏付けられていると考えれば,積極ですかね。
そう,別に悩む必要はないはずなんですよねぇ。

でも,今日その場にいた僕は,一瞬悩んで,
結局無料にしてしまいました。
これが良かったのか悪かったのかは分らない。
ただ,自分が相談者だったとして,
果たしてその料金は妥当と考えるかと思うと,
ちょっと自信がなかった。
こんなんで画一的に金取るの?と,頭の中の自分が囁いた。

もちろん,「せんせい」のときに書いたように,
相談者は安心を求めて来る訳なので,
きちんとお金を頂いいた上で責任を持って回答するのも,
あるべき姿なんだとは思います。
いや,今回は責任逃れをしたとかいう話ではなく,ね。

(ちなみに,相談者の資力に問題がある場合には,
 また別の悩みが生ずるのだが,それはさておき。)

って,完璧に尻切れですが,結論出そうにないのでこの辺で(汗
また同じような悩みに直面したらもう少し進めるかもしれません。

末筆ながら,最初の読者になってくれた奇特な貴方,
ありがとうございます。
見つけたとき,思わず我が目を疑いました(爆
今後ともよろしくお願いします。

でわでわ。

1 件のコメント:

ビルケ さんのコメント...

どうも。
最初の読者となれて光栄です。
私もノキ弁やってて、
わかるわかる、と読ませてもらってます。

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